パリに1年間交換留学する、とある慶應生の雑記へようこそ。
フランス交換留学においては渡航後にもいくつかの手続きがあります。今回は手続きを早く終わらせて今すぐ留学生活に集中したい学生の皆さんや、留学を控えている方に向けてもろもろの手続き方法を簡単にまとめていきます。
以下がフランス渡航後にやることのリストです。意外と多いですよね。
・在留届(オンライン)
・戸籍謄本の提出→出生証明書申請取得(在仏日本大使館)
・ビザ有効化 →滞在証明証取得(オンライン)
・携帯キャリア契約 (店舗にて)
・口座開設(店舗にて)
・セキュリテソシアル(オンライン)
・CAF申請(オンライン)
在留届
在留届をオンラインで提出する必要がありました。これは渡航後でないとできないと思っていたのですが、実は渡航前でもできたようです。
こちらのページから外務省のオンライン在留届の画面に飛ぶので、必要情報を入力するとすぐに手続きを終わらせることができます。
在仏日本大使館での手続き
在仏日本大使館(Ambassade du Japon en France)にて出生証明を作成します。出生証明は寮の家賃の一部が戻ってくるCAFの申請のために必要で、日本で準備した戸籍謄本を準備する必要がありました。戸籍謄本は市・区役所やコンビニでも簡単に取れるので、忘れないように早めに備えましょう。戸籍謄本は2枚構成になっています。私はなぜか一枚しか持っていないことに窓口で気づき、家族に日本から原本を国際郵便で送ってもらうことになってしまったので皆さんは気をつけてください。
戸籍謄本さえあれば難しいことはなく、日本人(フランス人の雰囲気が漂っていた)が窓口で申込用紙を渡してくれるので記入し提出します。一週間後以降に取りに来るよう言われるので再び大使館へ取りに行きます。
パリにある在仏日本大使館は凱旋門から徒歩10分ほどのところで、凱旋門の下に到着する電車を利用しました。
ビザ有効化 →滞在証明証取得(オンライン)
日本で長期学生ビザを取得のち、フランスに着いてからそのビザを有効化する手続きが必要です。この手続きに関してはCampusFranceの解説動画がありますので、参考にさせていただきました。
携帯キャリア契約 (店舗にて)
こちらは着いた初日に終わらせました。パリの空港に着いてからアパートに行ったり、契約する店舗に行くまでに必要な分の通信(地図アプリなど)はオンラインSIMを1日分だけ購入して乗り切りました。Trip.comで300円くらいのプランがあったのでお得でした。ただ空港やアパート(学生寮)にはWi-Fiがあったので、私がいつも旅で利用しているMAPS.MEというデータ通信なしで地図が使えるアプリをダウンロードしておけばオンラインSIMがなくても大丈夫かなと思います。
私が買ったのはFree mobileの €9.99/月 のSIMカードで、パリにあるFreeの店舗にてマックのパネル注文のような感じで簡単に手続きをすることができました。支払いはcarte bancaire (クレカ)で、毎月請求がくる形です。ところでCB(=carte bancaire)は必須単語です。スーパーのレジでもCBというという記載を見つけました。
口座開設(店舗にて)
フランス語に少しでも不安のある方は、私と同じ以下の方法をお勧めします。ネットで調べると同じような記事が何件も見つかりますが、ここでは必要な情報に絞ってまとめてみます。
フランスのLCL銀行の、パリ・ピラミッド支店では日本語対応のスタッフがおり完全日本語で手続きを進めることができます。
住所:LCL Paris Japan Desk, 20 Av. de l’Opéra, 75001 Paris
①rendez-vous を予約する
LCL Paris Japan Desk 01 44 58 94 24 に電話します。完全に日本語モードで電話をしたらフランス人がBonjour。ただ簡単な会話だったのでフランス語で乗り切ることができました。
Je voudrais prendre rendez-vous pour ouvrir un compte bancaire. On m’a dit que l’agence de Pyramides propose un service en japonais
上記のように伝えると、この日の何時に日本語のスタッフが空いているので大丈夫かどうか確認され、予約が完了しました。またその際に在学証明証, 住宅保険, パスポートを持ってくるように言われました。電話対応は日本語対応のスタッフに代わってもらうことも可能だと思います。
②rendez-vous にいく
電話で言われた必要書類は印刷する必要はなく、担当者のメールアドレスにその場で送る形となりました。また在学証明書は学生証の提示で足り、パスポートも原本を持っていくだけで問題ありませんでした。個室でモニターに映し出されたフランス語で書かれた申し込みのフォームを、一つ一つ日本語で解説してもらいながら埋めていき、10〜15分程で申し込みが完了しました。最後に次の予約を約一週間後に取りました。
セキュリテソシアル(オンライン)
日本の健康保険に当たるセキュリテソシアルの手続きもCampusFranceの解説動画がありましたので、参考にさせていただきました。
CAF申請(オンライン)
長期学生ビザを取得している学生はCAF(住宅補助)を申請することができます。注意点は手続の際には社会保険番号が必要となるため、上記に紹介したセキュリテソシアルの手続き(社会保険番号が発行される)が終わった後でなければできないということです。
少しでも手続きがスムーズにいくお手伝いができたなら嬉しいです。
今後もパリでの留学生活についてや、フランス語に関する情報を発信していきます!
それではまた。