9月から始まった私の交換留学ですが、日本からフランスまでは直行便ではなく台湾経由の便で渡航しました。利用したのは台湾のEVA航空。8万円ほどの安い便があったことと、預け手荷物が二つまで無料だったことが決め手でした。
私の便は昼頃成田空港を出発し、16時に台湾着。乗り継ぎ先の便は23時半に出発するという典型的なトランジットでした。そしてトランジットである程度の時間がある時にバックパッカーの私がやることと言えば一つ。街に繰り出すことです。
トランジット中の短い時間を利用して観光をするには事前準備が非常に大切です。現地でネットが使えるように一日用eSIMを購入し、台湾紙幣は成田空港で事前に換金しておきました。
旅の中身
今回私がトランジットすることとなったのは台湾の桃園空港。台北から少し西に位置しています。
入国審査に並びながら入国カードのオンライン申請を行い、入国ができたらMRTで台北(台北駅)に向かいます。快速で35分、料金は160元。最初の売り場で(券売機もあった)往復分2枚購入。往復料金、割引等はありませんでした。
トランジット旅のため空港へ戻る時間を逆算しつつ私は以下4つのエリアを訪れる大体のプランを作りました。
- ☆:台北駅 →空港からのMRTはここに到着し、空港へ戻る時のMRTもここから乗る。
- 1:中華民国総督府付近→大学の専攻が政治なので見ておきたい。観光スポットではない(?)
- 2:西門町→台北一の繁華街
- 3:迪化街→古くからの街並み残る
- 4:士林夜市→台北随一の規模を誇る夜市
1、2、3のエリアは徒歩で移動し、お腹が空き日も暮れた頃に士林夜市にバスで向かうことに。ここでGoogleマップで行き先を指定してバスを探そうとするも、うまく通信がつながらず結局近くのバス停で尋ねることにしました。「士林夜市」とメモに書かれたスマホを握り締め近くにいた仕事帰り風の女性に尋ねるとこっちこっちというようにバスの中へ連れて行ってくれました。英語にあまり自信のない感じがなんだか文化的な親近感を生んで、言語的な会話は成立していないのに安心感が湧くという不思議な体験でした。とはいえ言語好きの私は謝謝を発動。中国語は半年ほど真剣に勉強していたので何か言ってみることにしました。私が日本人であること、今日着いたこと。お腹が空いていること。すごく単純な文で合っていたかは分かりませんがニコニコ笑って頷いてくれました。また彼女は日本語を少し話すことができて、お互い片言でコミュニケーションをとることができました。
そしてこの平和な時間に続いて夜市に到着し、私のお腹も満たされる、、、その予定でした。その女性はハッとしたような顔をすると「降りて降りて」と手を外に向けていました。話に熱中していた私は何も考えることなく謝謝といいその通り降りるとなんと明かりの少ない大道路の端っこではありませんか。地図アプリを確認すると目的地は大きな川の向こう、そして橋も遠い。日も暮れていてあたりには人が全然いません。