パリに1年間交換留学する、とある慶應生の雑記へようこそ。
今回はフランス交換留学で必要となる長期学生ビザ(VLS-TS)の申請方法について解説します。
ビザは留学の数ある手続きの中でも前提として必要になることが多く、もちろん渡航前に準備できなければ入国することができません。だから、できるだけ早めに手続きを進めビザの準備を済ませることを強くお勧めします。
というわけで今回は私が実際にやって分かった手続きの流れと注意点をまとめました。
全体の流れ
①オンライン手続き
②必要書類を揃えて在日フランス大使館へ(予約必須)
①オンライン手続き
ここではCampus France というフランスの公的機関のサイトでオンラインフォームの提出を行います。ここでの流れは以下の通りになります。
1、オンラインフォーム入力→認証待ち
2、手続き料金支払い(口座振り込み)→受領待ち
まずは上記からキャンパスフランスにアクセスし、手続き>Etudes en France アカウント作成・ログインを選択します。
登録の際は左のJe m’inscris 、それ以降はJe me connecte からログインできます。
あとは基本的に流れに沿って情報を入力します。志望動機等を入力する欄もあり、私は学内選考で提出したものをそのまま使いました。アップロードする書類の中には留学先大学の入学許可証などもあります。全て入力したら、フォームを提出して認証待ちとなります。認証されたら15,600円の手続き料を口座振り込みで支払い、続いて受領待ちとなります。
このオンラインでの手続きについてはサイトの以下のページで詳しい解説をダウンロードできます。
②必要書類を揃えて在日フランス大使館へ
①の工程が全て終わったら自ら大使館に行きビザの申請を完了させます。ビザの取得に際して場合によっては面接があるようですが、交換留学生の場合は免除されます。まずは上記サイトから日時を指定して予約する必要があります。私は5月末に予約を取ろうとしたところ6月末まで予約がいっぱいに埋まっていましたが、交換留学生専用の枠があることを知り6月中旬の予約を取ることができました。
持ち物は申請書、パスポート、パスポートコピー(顔のページ)、証明写真、大学の受け入れ許可証、経済証明、ビザ申請料、レターパック、予約完了の紙です。私はレターパックを持っていき忘れてしまったのですが入口で係の方に近くの店を教えてもらい購入できました。経済証明に関しては銀行のページで残高証明を発行しそれを提出しました。
当日、大使館に到着すると荷物チェックをして中に通されました。窓口が三つほどあり空き次第次の人が案内されている様子で、5分ほど椅子に座って待っていました。自分の番になると窓口で持ってきた書類全てを提出し、機械で指紋を取られ、その場で写真撮影をしました。
3日ほどで家にレターパックが届きその中にビザの貼られたパスポートが入っていました。
これでビザが手に入ったわけですが、渡航後にビザの有効化を行う必要があります。これについてはCampusFranceの説明動画がありますので参考にしてください。
以上でビザの手続きは完了となります。ビザはとても重要なのでパスポートの顔写真とともにコピーをとって持っていくことをお勧めします。
また、今回の情報は2024年5月、6月時点での手続きに基づいています。変更されている可能性もあるのでご注意ください。
それではまた。